フォルカン開発会社シプラ社とは

2019年11月01日
考えている男性

フォルカンは、インドのシプラ社が開発した医薬品であり、ジフルカンジェネリック、すなわちアメリカの世界的製薬会社であるファイザー社の製品の後発品ということになります。
ジフルカンジェネリックとはいうものの、フォルカンも医薬品としての有効成分に特に違いはありませんので、効き目そのものはほぼ同じとなっており、カンジダ症などの真菌(カビのなかま)が由来となる皮膚感染症などを幅広く適応症としているものです。

このシプラ社は、インドでも最大の人口規模を誇る都市・ムンバイに拠点を構える製薬会社であり、ジフルカンジェネリックであるフォルカンのように、数々のジェネリック医薬品を製造して、その外国への輸出によって急成長を遂げてきた、ある種のベンチャー精神が旺盛な企業であるということができます。
前身の時代を含めると、会社の設立は1935年のことになりますが、今や全世界での従業者数は20,000人を超えており、インドのムンバイの本社のほかに、ベルギーのアントワープにヨーロッパ事務所、アメリカのマイアミにアメリカ事務所をそれぞれ置いて、グローバルな活動を展開しています。

シプラ社のこうした発展を支えた背景としては、インドがこれまでもっていた特許に関する法律の規定が大きいといえます。
先進国の他の国々では、化学式で特定される医薬品の有効成分そのものも特許として認められて、特許が切れるまでの一定の期間は、特許料を支払うなどしない限りは、その有効成分と同じ物質を含有する医薬品を競合他社が製造できないというのが原則であるのに対して、インドではこの特許が認められていなかったため、製法だけ変えれば自由に製造できたという事情があったためです。